「会社経営はRPGだ」としたらあなたは勇者?①

「会社経営はRPGだ」としたらあなたは勇者?①

中学生、高校生の頃、
RPG、ロールプレイングゲームにハマっていた。

特にドラゴンクエスト(以下DQ)シリーズは
今でも楽しかったという記憶が蘇る。

きっと同じ様な方も多いのではないだろうか?

DQの面白さの一つが、
「パーティーを組んでゲームを進めて行く」
という点である。

主人公であるプレイヤーは
勇者のタマゴとしてゲームをスタートするが、
ゲームを進めていく中で、
1人では進む事が困難になって来る。

そんな時に大切なのが、
パーティーと呼ばれる仲間の存在だ。

シリーズによって、
仲間にできる人数や職業は様々であるが、

最もスタンダードでベーシックな組み合わせは
勇者、戦士、魔法使い、僧侶の4人であろう。

戦士は肉弾戦に強く、
刀などの武器を使って、
相手をなぎ倒していく様な存在。

体力があり、
多少の攻撃を食らっても動じない。

しかし、守りが弱く、
ダメージを負いやすく、
魔法は一切使えないという反面もある。

魔法使いは攻撃系の魔法を得意とする。
時には一度に多くの敵を攻撃したり、
戦士よりも敵に大きなダメージを与えたりする事が出来る。

しかし、体力に乏しく、
ダメージをまともに食らうと
一撃でやられてしまう。
無尽蔵に魔法を使える訳でもない。

僧侶は守備系の魔法を得意とする。
仲間が戦いやすい様に体力を回復したり、
守備力や攻撃力を後方から補うのが得意。

魔法使いより体力はは多少あるが、
魔法使い同様、肉弾戦には不向きで、
魔法を無尽蔵には使えない。

勇者は肉弾戦、攻撃系魔法、守備的魔法を
全てこなせるオールラウンドプレイヤー。

状況に応じて、様々な役割を果たす事で
全体のバランスを調整している。

しかし、それぞれの能力は
戦士、魔法使いや僧侶の方が優れている。

企業で例えると、
勇者は経営者・社長、
戦士は営業マン、
魔法使いは営業事務、
僧侶は経理・総務といった所になるだろう。

あなたの会社は、
これらの役割をそれぞれが
果たしているだろうか?

それぞれの役割を果たすメンバーが
揃っているだろうか?

もし、上手く回っていないとしたら、
メンバーが足りないのかそれとも
役割を上手く果てせていないメンバーがいるのだろうか?

あなたが経営者であれば、
全体のバランスを調整しながら、
一時的には特定の役割を演じる必要があるかもしれない。

あなたが経営者でなければ、
自分が与えられた役割を全うする様に
ベストを尽くす事が最優先だろうが、
人手不足である現況を考えると、
必要であれば、ほかの役割も兼任する事が望まれるだろう。

つづく