役職に人を当てはめるか、 職務に人を当てはめるか?

役職に人を当てはめるか、      職務に人を当てはめるか?

名選手、名監督にあらず。

スポーツ界でよく言われている事だが、
仕事の世界でも同じ事が言える。

昔から言われているが、日本特有の文化なのだろうか、
どうしても特定の仕事が出来る人を責任者にしたがったり、
本人もなりたがったりすることが多い。

つまりは、役職に人を当てはめることになり、
その役職にはもれなく、様々な業務がついてくる。

一般的に責任者のポジションに経営者が求める業務は、

・人と数字の管理
・それらの連絡業務

が主ではないだろうか。

しかし、人を管理するという事と
数字を管理する事、報告・連絡するという業務は
別々に考える必要がある。

人の場合、管理というとか、
コミュニケーションを取り、話を聞いてあげる
という事が重要なのだが、

それが不得意な場合は、
得意なメンバーがその役割を担う必要があるのだ。

反対に数字やマメな連絡が苦手であれば、
それを他のメンバーに手伝ってもらう必要がある。

リーダーが全てを抱えてパンクしたり、
全てを投げ出してしまわない様に、
自分や部下、同僚が得意な事、不得意なことを
把握する事がチーム全体を円滑に回すには
大切な事だろう。

名選手が名監督になれる場合は、
自分の強みと弱みを理解し、
自分をサポートしてくれるスタッフがいる事が
ポイントであろう。

極端に言うと、
名選手であることと
名監督であることは
全く無関係の話であろう。

但し、過去に素晴らしい成績を残した監督の方が、
選手が指示を聞きやすいという面はあるだろう。

そこは理屈ではなく、感情の話になるが。

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