「起業家タイプの先代」と「後継者」を繋ぐ社内に居ると助かる「番頭さんタイプ」とは

「起業家タイプの先代」と「後継者」を繋ぐ社内に居ると助かる「番頭さんタイプ」とは

先代が起業家タイプで、後継者が所属意識が高いタイプの場合、相互理解が難しいですが、
仮に先代、後継者ともに自分と相手のタイプを理解しても、それだけでは上手く行きません。

なぜなら、根本にある価値観が違い、話す言語も違うからです。

他人同士であれば、意識して上手く関係を構築し、維持することも可能しょう。

ですが、血の繋がった親子となれば、感情が優先されてしまい、

言っていることは理解出来たとしても、それを受け入れることが難しい。

そんば場面が頻繁に起こっているのが現実です。

同じ家庭で同じ食事をすることで、
価値観の共有はある程度されると云うのも事実ですが、
同じ人間のコピーが出来る訳ではないと云うことは、ご理解頂けるでしょう。

ですので、頭では理解出来たとしても、
感情的にそれを否定する事が起きてしまうのです。

では、その様な場合は、どうすれば良いでしょうか。

先代、後継者両方のことを理解して、受け入れてくれる番頭さんの様な存在が必要なのです。

もし、先代が起業家タイプで、
後継者が所属意識が高いタイプであれば、
その中間のタイプが番頭さんには打って付けの存在と言えます。

先代と後継者の間に入ってくれる番頭さんの様な存在がいると、
二者の関係は円滑になるので、会社・企業としても後継問題の解決に繋がりやすくなります。

ここでは、番頭さんタイプがいるとどんなメリットがあるのかを解説して行きます。

番頭さんタイプの強みは面倒見の良さと俯瞰した視点

番頭さんタイプは、組織やグループ全体を俯瞰する事ができる、面倒見の良いタイプです。

知らず知らずに間に、人から相談をされ、頼られるタイプで、
相談されたり、頼まれると断る事が出来ない優しい人たちです。

ですので、自然と人が周りに集まってくる。そんなタイプです。

落ち着いて、地に足が着いた堅実なタイプですが、往々にして、人と共に仕事も集まって来てしまうことも。

そんな番頭さんタイプは、起業家タイプと所属意識の高いタイプとの中間に位置します。

先代と後継者両者の良き理解者になってくれる存在になってくれるので、先代と後継者の二人で話しをしても、話がまとまらない場合は、間に入って貰うと良いでしょう。

それに何かをやるタイミングを見計らうのが得意ですし、市場を嗅ぎ分ける嗅覚にも優れています。

ですので、良きアドバイザーにもなってくれるでしょう。

社内に番頭さんタイプが居ない場合

家族経営で社員も数人という場合、業種によっては番頭さんタイプに当たる人材が居ないこともあるかもしれません。

その様な場合、どうしたら良いでしょうか。

一つは、外部の信頼できる人材を活用することです。
税理士、社労士、弁護士など、顧問が番頭さんタイプであれば、相談すると良いでしょう。

相談しても、余り親身になって聞いてくれないということであれば、その人は番頭さん以外のタイプです。

もう一つは、番頭さんタイプを採用するという方法です。

もし、人員を募集しているのであれば、実務の実力も大事ですが、

人をまとめてくれる存在がいると経営者としても助かる事が多いでしょう。

それも難しいという事であれば、外部機関に相談をしてみることも必要でしょう。

商工会議所の様な場所であれば、話を聞いてくれる人がいますので、情報収集に行くことをお勧めします。

ですが、ここで注意が必要なのは、窓口の人が相談相手ではないという点です。
こういうセミナーがありますとか、こういう人が居ますか、こういう制度がありますとか、

そういう情報を教えてくれるのが、窓口の人たちの仕事であり、
その人たちが何か解決をしてくれる訳ではありません。

打つ手が見つからない時に、気軽に寄ってみるくらいの感覚です。

まとめ

起業家タイプの先代、所属意識が高いタイプの後継者である場合、
大抵の場合は、後継者の方が悩みを抱えて、それを先代に言えない。

そんな状況が起きています。

もし、自分にその様な状況が当てはまる、心当たりがあるのであれば、一人で抱え込まない事が一番、大切な事です。

私自身、後継問題にはかなり悩まされたクチですので、とにかく人と会って話をしてみることをお勧めします。

ですが、その時に注意してもらいたい事があります。

決して、アドバイスを鵜呑みにして、そのまま実行しない事です。

多くの場合、相談相手が専門家ではない事が多く、
素人の朝知恵に近いことをそのまま実行すると失敗することも多々あります。

話を聞いて貰うことで、ご自身の気持ちが落ち着いたり、
考えが整理される事が最大のメリットだと思って貰うと良いでしょう。

その相手が、お互いの話していることを通訳してくれる、
そんな働きをしてくれる社内にいる番頭さんタイプであればベストですね。

今回の話のベースは、ウエルスダイナミクスのプロファイル理論がベースとなっています。

起業家タイプとは、ダイナモ・ブレイズのエネルギーが強く、
所属意識が高いタイプとは、テンポ・スチールのエネルギーが強い傾向にあります。

番頭さんタイプは、テンポのエネルギーが高いタイプです。

ご自身は、どのタイプかが以下のリンクから無料で診断できますので、
ご興味のある方は一度、お試しください。

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