スタッフの才能を活かす経営改善とは
- 2021.08.17
- ウェルスダイナミクス 才能
企業において経営改善が必要な場面では、
スタッフや経営者の才能が生かされていないことが多いのが現状です。
経営改善が必要ということは、
経営者やスタッフのパフォーマンスが、期待値を下回っていることがほとんど。
その理由は、管理する上司や会社、当の部下であったり、
現場のスタッフが自分の才能・強みを使わないで業務を行っていることが多いのです。
一般的な企業で才能が必要とか、才能を使うというと、あなたは違和感を感じているかもしれません。
才能というとスポーツや芸術の世界で活躍するトップ一部の人たちのモノの様に思っているかもしれません。
ですが、実際にどうでしょう。
ちょっとした作業でも、これをやらしたらアイツの右に出る奴はいない。
そんな話はありませんか。
どんなに小さな企業でも、社内の中で比較的に
何が得意ということをスタッフそれぞれに把握を出来ているでしょうか。
企業規模が大きくなればなるほど、この肌感覚での各個人の才能・強みが分からなくなります。
ですので、入社時の条件や配属先で、
経営者は型にはめようとしてしまう傾向が強くなると言えるでしょう。
では、どうしたら良いのでしょうか。
一番大切なことは、経営者や上司が社員・スタッフのどこに強みがあるのか、
反対に何が苦手で業務の生産性を下げているのかを明確にしようとすることです。
ここでは、スタッフの才能を見つけ、
いかに企業全体の生産性を上げ、経営改善につなげるかを解説していきます。
経営改善に役立つ才能や強みは
本人よりも他人が知っている
実際に、個々の強みや才能を把握するのは、簡単ではありません。
ですが、普段の業務のどこが苦手なのか、ストレスを感じるのか、
反対に、どの作業が好きなのか、ストレスを感じずにやれるのか。
これらを明確にしていく事で薄っすらと見えて来ます。
それとは別に、他のスタッフからここが自分よりも優れている、仕事が早い、正確だということを挙げてもらうことも有効です。
あくまでも、その企業内での相対的な才能・強みということで考えると良いでしょう。
同業他社と比べる必要もないですし、拠点が沢山あるのであれば、拠点内での評価で十分です。
ここで注意が必要なのは、人より出来るから、才能・強みだと断言できない時がある点です。
具体的な例をお話ししますと、
起業家から始まった経営者や総合職を長年経験しているスタッフは、
他のスタッフ、特に若いスタッフに比べて経験で出来てしまうことが多いのは当然です。
ですが、それで才能・強みを決めてしまうと経営改善には繋がりません。
出来るけど、可能なら他の人にやって欲しいこと。
それを確認することで、得意ではないけど、努力と根性でカバーして来た部分が見えて来ます。
その様な業務は、若いスタッフに委譲する様にしてあげると、
経営者やベテランスタッフのパフォーマンスが向上し、経営改善に繋がるのです。
経験が少ない若手スタッフの強みは、
学生時代や趣味の話から見つけて経営改善に繋げる
若いスタッフは、実務経験が少ない間は、何をやっても先輩や上司よりも出来なくて当然。
失敗を恐れずに経験を積ませてあげることで、
より得意なこと、強みや才能が見えて来るものです。
本人へのヒアリングをしながら、上司が少しずつ、得意な業務を見つけてあげることが重要です。
・どんな学生時代を過ごしたのか
・部活は何をやっていたのか、
・休みの日は何をして過ごすのか
・趣味は何かなど
プライベートな部分に多くのヒントが隠されていることが多いので、普段の会話も大切です。
例えば、サッカーのゲームが好きなスタッフがいたとします。
では、サッカーゲームのどこが楽しいと感じているのでしょうか。
サッカーというスポーツ自体が好きなのか。
プレイヤーが成長していくことにワクワクするのか。
監督としてチームをコントロールするのが楽しいのか。
オンラインで見知らぬ相手と対戦して、しのぎを削るドキドキ感がたまらないのか。
ゲームのどの要素が好きでプレイをしているのかは、本人に聴かないとわかりませんが、
そこからスタッフの好き・得意が見つかり、仕事の改善や強みの発見に繋げることが出来ます。
選手が成長するのが楽しいのであれば教育係向き、
点数を取るのが好きであれば、数値化することが得意でしょうし、
選手の特性を生かしてスタメンや交代を考えるのが好きならマネジメント、経営が得意。
例えまだ実績がなかったとしても、長期的に何が得意なのか。
これを知っておくことは経営改善には重要です。
若いスタッフの場合、自分が好きなことが明確ではないことも珍しくないので、
上司や同僚がヒアリングを行いながら、才能を発見していくことも必要となるでしょう。
まとめ
私たち一人ひとりは、必ず他の人よりも得意なこと、強みと言える才能があります。
ですが経営上、企業内では与えられた職種、職務をこなすことが重要視され、
本来の自分ではなく、役割としての自分を演じていることがほとんどでしょう。
その役割を演じている間は、生産性はそれほど高くなかったり、ストレスが溜まったりしますが、人数に限りがある中小企業では、致し方無い部分もあります。
そんな限られた条件や状況の中で、如何に個々の強みや才能を活かせるかが、企業の成長や経営改善には欠かせない条件となって来ています。
深刻な人手不足の状況下では、マンパワーには限界がありますので、
如何に個々の才能を生かした現場作りができるかがこれからの企業の改善課題なのです。
個々の才能や強みを発見するツールとして、
ウェルスダイナミクスなどを強みや才能を発見する
ツールを導入することも検討してみては如何でしょうか。
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