Money is Time お金は時間なり

Money is Time お金は時間なり

時は金なり

お金と同じくらい時間には価値があるということわざ。
聞いた事がない人はいないのではないかと思うくらい有名だが、
なぜか最近、ちょっと違和感を感じた。

それは私の中で「お金は道具である」という価値観が
強く出たからだろう。

具体的にいうと、
お金は食べ物やモノを買うことも出来るが、
時間を買ったり、価値や経験を買ったりも出来る
という事だ。

例えば同じ目的地に移動するために、
高速道路や新幹線に乗るのは、
移動時間を短縮する事に価値があると感じているからだ。

移動時間が短いとその分、
疲れないので出張先での仕事の生産性が上がるとか
現地での時間が増えるので人とのアポを多く取る事が出来る
とかである。

同じ飛行機で移動でもエコノミーではなく、
ファーストクラスで移動するのは、
移動時間を快適に過ごすという価値を買っている。

ライブで高いシートを購入するのは
お気に入りのミュージシャンと
より近い距離で時間を共有するという体験を買っている。

近年、インバウンドの傾向がモノではなく経験へシフトし始めた事も納得だ。

しかし、Time is Money 時は金なり。
これが間違っているというワケではない。

逆もまた真なりという事だ。