「逆もまた真なり」に学ぶ言葉の力

「逆もまた真なり」に学ぶ言葉の力

「逆もまた真なり」

 

この言葉を聞いたことがありますか?

 

聞いたことあるけど今ひとつ、意味が解らない
という人も多いのではないでしょうか?

 

「在庫がないから売れない」

 

お恥ずかしい例ではありますが、
当社の営業マンが発した言葉です。

 

一見、正しいことの様に聞こえるのですが
「本当だろうか?」と疑った時が私にありました。

 

その時に出会った言葉が「逆もまた真なり」です。

 

この場合ですと「在庫がないから売れない」の反対、
「在庫があれば売れる」という言葉が本当なのか?
そう考えてみるとそれが正しい事なのか判断出来ます。

 

この「在庫があれば売れる」というのは全くの嘘ですね。

 

在庫が山ほどあっても売れないという事は
良くある話ですし、反対に在庫がなくても
売れるということも日常的にある話ですね。

 

例えば予約販売というのも一つの例ですし、
注文生産というも昔からある販売形態です。

 

「在庫がない」という事と「売れない」という事実の関係。
これは無関係ではないですが、「在庫があると売りやすい」

 

その程度の事です。

 

「テレビを観ると楽しい」
「お金がないと困る」

 

これらも本当の様で嘘の話です。

 

「テレビを観ないと楽しくない」
「お金があれば困らない」

 

如何でしょうか?

 

テレビを観る以外にも楽しいことは沢山ありますし、
お金がどれだけあっても困り事は無くなりませんよね。

 

言葉には力があり、言霊という言い方もします。

 

普段、その力を感じることは余りないかもしれませんが、
ネガティブな言葉になるとその力の強さを感じやすい様です。

 

無意識に私たちが使う言葉には力がある。
それにも関わらず、話している言葉には嘘も多い。

 

そんなことを頭に片隅に置いといて欲しいものです。