人手不足解消のためのマルチタスクの危険性と対策 2018.11.05 効率 働き手が足りない。 ここ最近の社会的問題だが、これを解消するための手段の一つとして、 マルチタスクが紹介されていた。 マルチタスクというと、複数の仕事を同時にこなすことを表す言葉だが、 同時というのはかなり危険な状態だ。 分かりやすい例えだと、 電話をしながらメールの返信をしている様な状況だ。 「どちらもやれている」という方もいると思うが、 どちらも実際は集中できていないのだ。 人はやり終えたことよりも終わっていないこと、 未完了なことを潜在的に意識する。 忘れていたと思っても、実際は脳が覚えているのだ。 一瞬一瞬には一つのことに集中することが生産性が高いのである。 そして、未完了を一つずつクリアーして行く事が大切なのだ。 人手不足の話に戻ろう。 では、どうしたら良いのだろうか? 日々の中のジョブローテーションはやる価値はあろうだろう。 同時ではなく、今日は営業の仕事、明日は事務の仕事であったり、 午前中は店舗業務、午後はバックヤードなどという様に 完全に仕事を分けることが重要だ。 デスクワークの様に同じ職場で別の仕事をしていると、 どうしても仕事が混在して、同時に色々な仕事をしてしまいがちなので、 意識的にコントロールすることも大切だろう。 インターネットに繋がないとか、電話に対応しないとか、 あえてそうする事も仕事の効率を上げるためには必要だろう。 前の記事 二刀流にみる仕事のやり方 2018.10.19 次の記事 人材不足を補うためにローカルルールをなくす 2018.11.13