問題を複雑化しているモノの正体 その2

問題を複雑化しているモノの正体 その2

そして、問題を複雑にするモノの一つがお金

これは友人の母親の話ですが、
こんな事が実際に起こります。

 

借金を返さないと家を競売に掛けられてしまう。

期日までに返済すれば家は守られるので、
別の処からお金を借りてでも返済したい。

けど、別の処でお金を借りた場合の返済原資はない。
母親の収入は年金のみ。

家を売った場合、借金を返しても
ある程度の余剰なお金が残るので
競売ではなく、任意売買した方が良いのは明確。

しかし、長年住んでいたマイホームを手放して、
新たな知らない場所で生活をする事へ不安
今より狭い賃貸物件に住まないといけない事への不満

落ち着いて考えてみれば、

実家を売却して、借金を返済して、
年金生活を送りながら、
余剰金を介護などの資金に充てる

というのが現実的である事は明白である。

この場合、
・借金があること
・収入が少ないこと
は、実は別の問題である。

どちらも「お金」が関係しているという共通点があるが、
「収入が少ないこと」「借金があること」は、
全く相関関係がない。

収入が少なくても、借金をしていない人は沢山いる。
更に、収入が多くて、借金をしている人も沢山いる。

借金というのは、過去のお金の使い方であるので、
現在から未来とは、関係がないのである。

たまたま、収入が少ないために、
借金をしてしまう人が多いという傾向があるだけだ。

その3へ続く。